エンタメのススメ

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ヒーローの苦悩と目覚め。トニーとソーを見て感じた事(映画のススメvol.11)

今日は映画のススメです。

 

オンライン映画鑑賞会をGW(5/1~5/6)に(自主)開催しました。
その時に鑑賞したMCU作品を振り返っていきたいと思います。

今回の記事では、3日目と4日目に鑑賞した下記作品の感想について書いていきます。

アイアンマン2』『マイティ・ソー


【DAY3】
アイアンマン2』5/3 

アイアンマン2 [Blu-ray]

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 吹替版で鑑賞。トニーは、やっぱり吹き替えで見たい派。

《主な登場人物》

トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr
ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ:グウィネス・パルトロー
ジェームズ・“ローディ”・ローズ:ドン・チードル
ナタリー・ラッシュマン/ナターシャ・ロマノフ:スカーレット・ヨハンソン
イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ:ミッキー・ローク
ジャスティン・ハマー:サム・ロックウェル

 

作品の感想
アイアンマンの魅力とは、トニーの魅力だと思っているので、この作品もトニーの魅力が満載。前作での活躍っぷりから、向かうところ敵なしのイケイケっぷり。登場シーンがド派手すぎる!

でも、アークリアクターの動力源の影響で余命が僅かになり、やけっぱちになったり、
ドーナツ食べながら落ち込んだり、とダメっぷりが凄い。
そこがヒーローというより人間臭さを感じて面白いキャラクターだな、と。
今作のトニーの描かれ方をどう感じるかで、アイアンマン2の評価が変わるのかなと思いました。

 

本作では、後のMCU作品に繋がる伏線が色々と張ってあります。
成功したアイアンマンの続編という事で、トニーというキャラクターを掘り下げて、
新規キャラクターも紹介し、次に繋げるという事が目的だったのかな、と。

 

トニーとイアンの関係を通して、それぞれの父の時代まで遡る。2人は、コインの表裏。お互いがそうであったかもしれないというif~の関係で。同じように優秀な科学者という立場でありながら、置かれた環境と起こってしまった出来事によって、運命が大きく変わってしまった。
この出会いを通して、トニーはまた1歩ずつヒーローの道を進めたのかな、と。

 

本作では、キャスト変更もありましたね。
ジェームズ・ローズ中佐役が、テレンス・ハワードからドン・チードルに。
テレンス・ハワード演じるローズは、ちょっとチャラそうな感じと、トニーとの学生ノリみたいな関係が好きだったんですけどね。
でも、その後もMCUを見続けていると、ドン・チードル演じるローズ以外には考えられなくなります。

 

ブラック・ウィドーことナターシャ・ロマノフも登場。ミステリアスに登場してアクションシーンも凄かったですね。
この時は、シリーズに長期に渡って登場する重要キャラクターとは思いませんでした。

 

あとは何と言っても、大好きなサム・ロックウェル演じるハマーの小物っぷりが最高。
兵器お披露目の祭典で、トニーを意識した登場シーンがあるんですが、ダダ滑りします。ここは必見!最高。
もう一つ好きなシーンが、彼のイチオシの兵器:Ex-Wife(別れた妻)の顛末。ああ、やっぱりねの展開。笑
どうやっても小物感出てしまう感じのサム・ロックウェルが大好きです。

 

サム・ロックウェル出演のお気に入り映画も紹介しておきます。 

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【DAY3】
マイティ・ソー』5/3 

 字幕版で鑑賞。

《主な登場人物》
ソー:クリス・ヘムズワース
ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン
ロキ:トム・ヒドルストン
オーディンアンソニー・ホプキンス
ホーガン:浅野 忠信

 

作品の感想
マイティ・ソーと続編のダーク・ワールドは唯一通し鑑賞した事が無かったので、初鑑賞。(テレビ放送時、流し見程度はあったかも)

マイティ・ソーの公開当時、豪華俳優陣の共演!というところばかりに目が行っていたような。ナタリー・ポートマンアンソニー・ホプキンス、浅野 忠信も出演してるの!?と。

あとは、アイアンマン、ハルクと現代に近い物語で描いてきたMCUの中で、ソーという神話風のキャラクターが馴染むのかどうか、どうなんだろ~か、と。

ソーというキャラクターに魅力を感じたのは、単独3作目『マイティ・ソー バトルロイヤル』からだったので、初期の頃はどのように描かれていたのか確認するような気持ちで鑑賞。

その結果、、

 

ソーというキャラクターは、きちんと最初からコメディ要素を持っていて今も昔も変わらぬ魅力。あとは王族なので紳士なんですよね。基本的に。

 

ソーの住んでいるアスガルドという別の惑星と、追放されてやってきた地球。この2つが舞台となるわけですが、アスガルドは神々の国、そこでの常識が地球での非常識となるギャップの描写で、笑いを誘います。
でも、彼は能力を失った現実と自分の置かれた状況を理解し、他人を思いやり、自らを変えようと努力する。そして、力を取り戻し、真のヒーローとして目覚める。この過程を丁寧に描く事で、自然とソーを応援したくなるわけですね。

元々、仲間思いのナイスガイではあったんですけどね、ちょっと暴走気味で短気。笑

 

このソーの弟であり、今回の映画のヴィラン(といえるかどうか微妙な小物感あるけど)ロキの関係が、大きく物語を動かします。

 

兄が弟を想う気持ち。
弟が兄を想う気持ち(妬みもありの複雑な気持ち)。

 

マイティ・ソー』は、この気持ちのすれ違いと、ロキの出自、父との関係が複雑に絡んだ、家族の物語でしたね。

この家族ゲンカのとばっちりで、地球に被害が及んだんだ、と思うとだいぶ迷惑な話なんですけど。
ロキは、このあとのMCUシリーズでもたびたびトラブルを引き起こすんですが、どうにも小物感があって、何故か憎めないキャラクターです。
王になって認めてもらいたい!その為に策略を練って。でもここまでの事態になるなんて思わなかったんだよ~、のせめぎあいで葛藤する気持ちが滲み出てるところがグッドです。

 

フェーズ1の締めくくり『アベンジャーズ』をきちんと理解するのは、この『マイティ・ソー』を観て、ソーとロキの関係性をきちんと押さえておく事が重要だなと感じる作品でした。


あと、浅野忠信演じるホーガンの武器が、刀やソードではなく、モーニングスターというトゲトゲボールだったのは残念。


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この武器の使い手のイメージではないよね、、、

 

今回も記事が長くなってきましたので、今日は【DAY4】までの作品とします。

【DAY5】【DAY6】は、また後日に続きを書きます。