キャラクター、俳優、声優。奇跡のマッチング(映画のススメvol.5)
今日は、映画のススメです。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第1作目。
今作の成功により、MCUは長く続くシリーズとなり、アメコミ映画ブームになったと言っても良いでしょう。ここから10年以上をかけて、壮大な物語「インフィニティ・サーガ」を23作の映画で描きました。
全ての作品のクオリティを維持し、興行的な成功も成し遂げるのは、とんでもない事ですよね。マーベラスです。
2010年以降の映画の流れを決定付けた1本とも言えるでしょう。
こちらの作品です。
『アイアンマン』(2008)
【ざっくりあらすじ】
主人公トニー・スタークは、武器製造会社の社長。ある日、テロリストに拉致され、その時に負ったケガでバッテリーなしでは生られない体に。なんとかそこから脱出した彼が、徐々にヒーローとして目覚めていく。
今作の魅力は、キャラクターと分かりやすいストーリーですが、
とにかく面白いです!!
この一言につきます。笑
これで終わってしまっては身も蓋もないので、今作の面白さの理由を考えてみました。
主人公、トニー・スタークというキャラクターの魅力。
彼を演じているロバート・ダウニーJrの演技。
そして、私は吹替版でトニー・スタークを演じられている藤原啓治の声。
だと断言できます。(個人的な見解です)
トニー・スタークは、傲慢でナルシスト。父親の会社を受け継ぎ、お金持ちの社長。
でも、天才的な頭脳の持ち主で、科学者。酒好き、夜遊び好きだけど憎めない。
一言でいうと人間臭い。
どんな困難にもユーモアで立ち向かう姿は、理想的でもあります。
そのトニー・スタークをまるで本人そのままのように演じたロバート・ダウニーJr。
カッコイイけど、チャーミング。
薬物問題から、俳優キャリア離脱と復帰を繰り返していた彼の波瀾万丈の人生。しかし、彼の類稀な演技力、映画への愛を分かっていて、そういったものも含めてよりキャラクターに深みを与える、と監督が強くプッシュし続けて役が決定したようです。
ドラマティックですよね。
『アイアンマン』撮影開始時には、まだ脚本が完成しておらず、キャラクターのセリフはほとんどがアドリブとか。
あの有名なセリフ
「I am Iron Man(私がアイアンマンだ)」
これもアドリブとは。
そして、藤原啓治さんの声。
あの低く、少しザラついた声と、ユーモラスでもあり渋く、カッコイイ演技は唯一無二ですね。
(アニメのキャラクターだと、エウレカセブンのホランドが好きです)
よって、この図式が出来ました。
トニー・スターク×ロバート・ダウニーJr×藤原啓治=マーベラス!!!
型破りな科学者であり、社長であり、ヒーロー、アイアンマン。
ヒーロー映画、アメコミ映画は苦手、、という人にこそオススメしたい作品です。
(先日、藤原啓治さんが逝去されてしまいました。ご冥福をお祈りします)
※画像は、私が真面目に書きました。
※面長な人専用気味。