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ヒーロー大集合で立ち向かうぞ!でも、一致団結は難しい(映画のススメvol.13)

オンライン映画鑑賞会時に鑑賞したMCU作品の振り返りの続きです。

今回の記事では、6日目に鑑賞した作品の感想について書いていきます。
ついにヒーロー大集合のあの作品です。 
 

【DAY6】
アベンジャーズ』5/6 

 吹替版で鑑賞。

《主な登場人物》
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカクリス・エヴァンス
ブルース・バナー/ハルク:マーク・ラファロ
ソー:クリス・ヘムズワース
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン
クリント・バートン/ホークアイジェレミー・レナー
ロキ:トム・ヒドルストン
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
 

【作品の感想】
それぞれ単独作品にて、各キャラクターのオリジンと、特徴などを描き、ついにヒーロー達が揃った超大作。日本でいえば、同じ映画内で悟空とルフィとナルトが共存して闘う、ようなイメージでしょうか。

公開当時のキャッチコピーは挑戦的で話題にも上がりました。

こちらです。


日本よ、これが映画だ。

 

大げさにも思えるようなキャッチコピーですが、日本でこの規模で創られる映画は今後も無いでしょうし、このスケール感を堂々とアピールする相応しいコピーだなと思います。


アベンジャーズ』は、個性強めな各ヒーローが集まり、地球の危機に立ち向かう。

簡単に言ってしまえば、これだけなんですが。笑

個人プレイヤーだったヒーロー達が、どうやってまとまっていくのかというチームビルディングの話として楽しむ事もできます。

 

自由奔放なヒーロー達をまとめていくのは誰なのか。

もちろんあの人しかいません。

キャプテン・アメリカです。

キャップの目線でストーリーをなぞり、行動を追っていくと、リーダーの大変さや気苦労が理解できて、より応援したくなるかも。いやほんと、苦労人ですから。

 

チームをまとめる大変さでいうと、ニック・フューリーも気苦労ポジションですね。

アベンジャーズというチームのリーダーは、キャプテン・アメリカですが、アベンジャーズはS.H.I.E.L.D.という組織に属していて、そのリーダーはニック・フューリー。

S.H.I.E.L.D.の上には、評議会のようなものがあり、その上には国家があり、と。

チームを率いる事も大変ですが、組織をまとめる事はもっと大変、、

この2人がどうやってチームをまとめていくのか。2人の行動に注目するのも面白いです。

キャプテンは真面目にまっすぐに。
フューリーは、相手の心理を読んだり揺さぶったりと手段を選ばない。
このあたりは、性格は勿論ですが、年齢や経験を感じさせますね。
どちらが正しいという訳ではないですが、色々な方法で解決する姿が伺えます。


各キャラクターの特徴や強さを順番に見せていく流れもテンポよく飽きさせない工夫がありました。

 

ホークアイ、ブラック・ウィドウ、ハルク、キャプテンアメリカ、アイアンマン、ソー

この順番でキャラクターが登場。

 

単独作がないホークアイ、ブラック・ウィドウ、俳優交代のあったハルク。
彼らを初めに紹介する。この順番も上手いなーと。

 

ホークアイは、敵側に回る事で、ヒーロー達がその能力を体験する。敵に回すと厄介なタイプという事が浮き彫りになる。

 

ブラック・ウィドウは、持ち前のアクロバティックな近接格闘を披露。

 

ハルクは、怒らしたらヤバイだろうな~が伝わってきますね。サスペンス的な緊張感もあり。

 

キャプテンアメリカ、をフューリーが直接スカウトに行くあたりは、彼に対する敬意なのかなと思ったり。サンドバックを使い捨てにする程のパンチ力だったとは!地味だけど。笑

 

アイアンマンは、ド派手な登場で期待を裏切りません!キャップとアイアンマンの出会いがとてもあっさりした挨拶だけなのは意外でしたね。

 

ソー、何も言わずに乗り込んできてロキ奪ったら、そりゃ問題になるよね、という。笑
アベンジャーズ』でのソーは、マイティ・ソーで成長する前のソーに見えてしまいますね、、残念。


各キャラクター同士の関係性も面白いです。

 

同じ科学者同士で話が通じるハルクとアイアンマン。

 

過去に同じ任務をしていたらしい親密さを感じるホークアイとブラック・ウィドウ。(ブタペストで何が!?)

 

考え方の違いから衝突するキャップとアイアンマン。この2人は度々ぶつかります。まあタイプが全然違いますしね。

 

その後のMCUシリーズにも影響する要素が、既に『アベンジャーズ』には散りばめられています。

 

ヴィラン側がヒーローを追い詰める手法にも、新しさを感じました。
今回のヴィラン・ロキの策略は、徹底的にチームの団結を壊そうと、相手のメンタルを攻撃します。仲間割れを誘い、団結を阻止するわけですね。力対力ではなく。相手の弱点を突く。
武器の効力を使いながら、相手をうまく自分の土俵に誘い、まんまとヒーロー同士が口論へ、そこからの一触即発状態へ。ハルクが変身するんじゃないかとハラハラドキドキのサスペンス状態に。
このシーンを中盤で丁寧に描くあたりも、クライマックスのバトルシーンを盛り上げる為にうまい構成だなと感じました。

ヒーローチームが1つになる難しさ、過程を丁寧に描くからこそ、バラバラになったヒーロー達が再び集結し、巨大な敵に立ち向かうクライマックスにカタルシスがあります。ヒーロー達が連携して攻撃するシーンは本当にカッコ良いですね。

 

そして、アベンジャーズメンバーの特徴を捉えて、的確に指示を出していくキャプテンの姿。彼はここでチームの皆に認められリーダーとなったんだなと思うと、なんだか誇らしいです。

 

個人的に注目したいのがホークアイ

 

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超人ヒーロー達の中にいても負けない存在感がありました。

もちろん、演じているジェレミー・レナーの魅力もありますが、キャラクターの立ち位置、持っているスキルとしても魅力的。

まず、弓矢という地味な武器の使い手ですが、その弓の技術が超人的。
離れたところから、PCのコネクト部分に直接矢を打ち込みハッキングするって、どんだけ凄いんだ、と。
爆発のタイミングを調整できる弓矢も武器を使いこなしている感があって好きです。
弓矢を打ちすぎて、弦で敵を殴打したりするあたりもほほえましいです。
鍛えあげられた戦士ではあるけれど、人間であり、知恵とスキルで戦うヒーロー。

ブラック・ウィドウもそうですが、こういった人間側に近い立ち位置のヒーローもアベンジャーズに含まれているのが、他にはないアベンジャーズの魅力です。

 

もう1つの注目点は、ハルク

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マーク・ラファロの面影ありますね。

 

ハルクの強さも際立っていました。
コントロール不能な暴走ハルクが、このメンバーの中でどういった強さを示すのか気になっていましたが、アベンジャーズの中でも手に負えない暴走っぷりでした。こんなに強いんだ、という驚き。

ロキをおもちゃのように何度も地面に叩きつけるシーン。端的にヤバさと強さが垣間見えて凄かった。叩きつけられた後のロキの驚いた顔は必見です。


かくして、ヒーロー達は、この未曽有の敵をなんとか打ち倒し事なきを得たんですが、
この闘いの影響が各ヒーロー達にどういった影響を及ぼすのか。そういった部分まで配慮されているのがMCUです。

 

個人からチームへ、チームから個人へ。これが繰り返されて、より強く複雑に。

彼らが再び出会うのは、フェーズ2『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。
楽しみですね!

 

最後に、アベンジャーズを観たら食べたくなる料理シャワルマの画像を貼っておきます。


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シャワルマ、という名前に馴染みが無かったですが、ケバブサンドに似た中東を代表する料理の一つみたいですね。食べてみたい。

 

MCU作品の感想は、これで6作品全てとなります。

次の記事で、オンライン映画鑑賞会のイベントそのものを振り返りたいと思います。