ゆるいゾンビコメディだけど、メッセージは強め「デッド・ドント・ダイ」(映画のススメvol.15)
今日は、映画のススメです。
これからご紹介する映画は、カンヌ映画祭のオープニング作品となったのですが、監督が持っているイメージと本作品内容から異例のサプライズとなり、観客騒然に。
その監督とは、ジム・ジャームッシュ。
アメリカインディペンデント映画の代名詞的な存在ですね。
ミニシアター全盛の時代には、この監督の作品を知っていると、映画通を名乗れるような、そんな存在でした。チラシやポスターがカッコイイんですよね。
『デッド・ドント・ダイ』
世の中には数多くのゾンビ映画がありますが、ジャームッシュ流のゾンビ映画とは、
どんな映画なのか。鑑賞前は、その点が非常に気になっていました。
それでは、感想を書いていきたいと思います。
予告編
6/5(金)全国公開『デッド・ドント・ダイ』/日本版60秒予告編
感想
ゾンビ映画への愛と、皮肉やブラックユーモア満載のオフビートコメディ。
名作オマージュや、小ネタが満載で、メタ的なネタや第4の壁を越えてきたりと、盛りだくさんの内容でした。
その中で自由に(いや台本通りというべきかw)楽しそうに演じる俳優達が魅力的。
そういった劇中のゆるいコメディタッチの内容から一転して、強いメッセージで締め括るラスト。
とはいえ、いきなり現代への批判とも取れるメッセージが唐突に差し込まれるわけではなく、劇中でも分かりやすくテーマに言及していたりする親切設計ではありました。
その不思議なバランス(コメディとシリアス)で成り立っている作品ともいえます。
監督の伝えたかったメッセージを受け止めつつ、ゆるいコメディや、小ネタ探し、俳優達の魅力的な演技を楽しむ。
そういったバランスで楽しめれば面白いと思います。
GOOD ポイント
メインの登場人物となる、ビル・マーレイ、アダム・ドライバー2人のコンビ。バディムービーの変化系と言えるのかどうか。噛み合ってないんですよね、この2人w
2人共、無表情と独特の間で笑わせてくれるのですが、言ってみればボケとボケ。ツッコミ不在の漫才みたいな独特のバディ感。個人的にはそれがツボでした。
- 過去の名作のパロディ、オマージュ、登場人物達の過去出演映画の小ネタなど
個人的には、アダム・ドライバー関連のスターウォーズネタが笑えました。
その他にも映画内に多数あって、知っていればいるほど面白いと思いますが、もちろん知らなくても楽しめます。
第4の壁を越えてくる(観客に向けての)セリフにはビックリしましたね。
かなり面白かったけれど、それをここで言うの!?というタイミングでブッ込まれます。ネタバレはしませんが、映画のテーマソングや、セリフについてです。
気になる方は、ぜひ劇場で確かめてみて下さい。
BAD ポイント
- 一般的にイメージするゾンビ映画、コメディ映画を期待するとガッカリするかも
いわゆるゾンビ映画的な恐怖や、ビックリ要素はありません。
先行き不透明感はありますがw
あとは、結末について観客に向けて丁寧に伏線を張ってくれてます(あれを伏線というかどうかは難しいですが)
そして、コメディ作品である事には間違いないけれど、監督からの強いメッセージ(現代への批判、批評)が直接的に込められていて、ラストにも反映されてるので、完全なコメディとしては笑い飛ばせないんですよね、、
果たして自分自身はどうなのか。疑問をつきつけられます。
- ジム・ジャームッシュ監督作品が初めての人にはあまりオススメできないかも
ジム・ジャームッシュの作品に親しみがないとノレないかもしれません、
笑いの間や、ギャグを入れてくるタイミングとか。日本的な笑いではないので、他の監督作品で慣れておくと、より良い映画体験になるのではないかと思います。
関連作品のオススメ
『パターソン』
ジム・ジャームッシュ監督作品。アダム・ドライバーも出演しています。
日常描写を丁寧に描き、日々の気づきを促してくれる良作です。
この作品をなぜ関連作にしたのか、疑問に思う方もいるかもしれません。
本作の主人公が3つの看板広告を出しますが、その際に依頼する広告会社の経営者、チャラい雰囲気なんだけど、気弱な彼。覚えているでしょうか?
終盤の印象的なシーン、オレンジジュースの彼といえば思い出す人もいるかも。(あれは号泣シーンですね)
この人。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズという俳優なんですが、その彼が「デッド・ドント・ダイ」に、ゾンビ知識豊富なGS店主として出演しています。良いキャラクターでした。
最初は全然分からなかったのですが、名前検索をして思い出し、オレンジジュースの彼だ!と分かり、猛烈に愛しくなりました。
『スリー・ビルボード』傑作だと思いますので、未見の方はぜひオススメします。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『デッド・ドント・ダイ』いかがだったでしょうか?
スローテンポな映画が好きな方、ゆるいコメディ好きの方にはぜひオススメします。
鑑賞後に、あれこれ感想を言い合いたい映画ですよね、良かったらコメントもお待ちしています。
今回はこのあたりで。
MCU作品どれから見たら良いの?問題について考えてみた結果のオススメ(映画のススメvol.14)
今日は、映画のススメです。
タイトルにも書いた通り、MCUは作品数がかなりあるので、どれから見たら良いの?問題があると思います。
その問題について自分なりの解答が出せれば良いなと考えました。
本当は最初から順を追って1作品ずつ観てもらいたい気持ちですが、なんとか3作品に絞ってオススメします。
MCU23作品リスト(現在までに劇場公開済)
まず、現在までに公開している23作品をご紹介。
フェーズ1
『アイアンマン』(2008)
『インクレディブル・ハルク』(2008)
『アイアンマン2』(2010)
『マイティ・ソー』(2011)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
『アベンジャーズ』(2012)
フェーズ2
『アイアンマン3』(2013)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
『アントマン』(2015)
フェーズ3
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
『ドクター・ストレンジ』(2016)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
『ブラックパンサー』(2018)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
『アントマン&ワスプ』(2018)
『キャプテン・マーベル』(2019)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
23作品て、並べてみると相当にインパクトありますね。
リストが長い、、
MCUと私
次に私とMCUの関係性というか、こんなスタンスで観ていますよ、という紹介です。
どれくらい好きな人のオススメなのかが分かった方が良いかなと思いますので、こちらに書いておきます。
私はMCU23作品の内、6割くらいを劇場で鑑賞し、残りの3割はDVDや配信など、最後1割は未鑑賞、、そんな状態で現在の最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までをリアルタイムで追ってきていました。
今回は、外出自粛期間を利用して約1カ月で23作品を再鑑賞しました(2作品は初鑑賞)
ので、MCU熱が高い内に考え抜いたオススメの3作品になります。
ちなみに、約1カ月ほぼ毎日MCU作品を楽しんでいた事のメリットをリスト化するとこんな感じ。
作品世界に没頭しやすい
MCU全体を通しての伏線や仕掛けに気づきやすい
キャラクターの心情の変化に寄り添いやすい
(ディズニーデラックスの無料期間中に目一杯楽しめる)
10年かけて劇場公開してきた作品を1カ月で楽しむ、ギュギュっと時間を圧縮した贅沢な楽しみ方でした。時間がある時にオススメします。
オススメ3作品
それでは、MCUの中で、順番を気にせずに単独で観ても楽しめる3作品を発表します。
過去作との繋がりなど予備知識が無くても楽しめる
シリーズ作の1作目
という条件で選びました。
『アイアンマン』
MCUシリーズ始まりの1本。この作品のヒットが無ければMCUが産まれてはいなかったでしょう!
今までに数回観ていますが、改めて感じるのは、物語の緩急の巧さ。カッチリと決めて、外す。シリアスとコメディ。この緩急が続く事により最後まで楽しめます。
そして何よりもトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrの魅力が満載。
笑って楽しめるアクション映画を観たい時にオススメ。
ラストもスッキリ爽快なので後味も良いです。
過去の記事でも書いていますので、気になった方はチェックして下さい。
『アントマン』
元泥棒でバイトもクビになった中年お父さんが娘の為にヒーローになる話。
娘を思う気持ちが力の源という応援したくなるヒーローで、終始コメディ寄りの作風。家族での鑑賞にもオススメ。
体のサイズが、ミクロ⇒巨大に変化する能力を駆使して闘うアントマン。
日常も視点を替えるとスペクタクルだな!という気づきを贅沢に堪能できます。
主人公と仲間達のキャラクターも、どこか癒し系なところがgood。
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- 発売日: 2018/04/04
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『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
この作品のみ、キャプテン・アメリカ単独作の第2作目なので、オススメすべきか迷ったんですが、事前知識が無くても伝わる事間違い無し!のアクション描写が凄まじくカッコイイので、選びました。
アクションだけではなく、ストーリー展開の面白さもあるので、ストーリー、アクション双方の魅力が沢山詰まっています。
ストーリーとしては、
ある巨大な陰謀に巻き込まれ、迫りくる追手をかわしながら真実を探す。
誰が味方か敵か分からないスリリングさ。
黒幕は誰なのか。(キャスト的に予想は出来るけど)
巨大な陰謀を阻止し、世界を救う事は出来るのか、といった内容。
アクション描写ですが、
アクション映画好きも唸る迫力とスピード感。
肉弾戦、銃撃戦の迫力は勿論、
高低差を使った立体的なアクション、閉所での息詰まるアクション、カーチェイス、ナイフアクション、パルクール
アクションをどのように魅力的に見せるかを徹底的に考え抜かれた素晴らしいアイデアとカメラワーク。
カット割りが早すぎて何が起きているのかよく分からないアクション描写に遭遇する事があると思いますが、この作品はスピード感がありつつ、どんな動きをしているのか分かりやすい。これって凄いですよね。
友情、正義、真のリーダーとは?といった普遍的なテーマと、胸が熱くなる展開がてんこ盛りのアクション映画としてオススメ。
まとめ
以上の3作品となります。
どうでしょうか?
この中に気になる作品はありましたでしょうか。
希望としては、公開順に初めから1作品ずつ観ていってほしいと思っていますが、沢山ある作品の中から、何かしら取っ掛かりの1つとして観てもらってMCUに興味を持ってもらえたら嬉しいなという気持ちでピックアップしました。
シリーズを長く見続けているからこそたどり着く感動や伏線、あの俳優も出演していたんだというサプライズなど、色々な角度から楽しめるのがMCUだと思っているので、映画好きだけどまだ観ていないんです、という人に興味を持って貰えたら嬉しいですね。
今回はこのあたりで。
オンライン映画鑑賞会を開催してみて思った事
今日は、先日実施したオンライン映画鑑賞会のイベント自体の振り返りをしたいと思います。
オンライン映画鑑賞会をGWに開催していました。
こんな企画でした。
本ブログとTwitterで告知をして、実施してみた感想を書いておきます。
主に反省点が多め。
まず発端は、気軽な気持ちで、映画を同時再生して、感想などを堅苦しくなく話合う場を作れたら良いなと思ったところから。
そこで鑑賞作品をどうするか。
浮かんだ作品は、ファンも多く、映画作品として間口が広いMCUでした。
GWの6日間と、フェーズ1の6作品が丁度良い、バッチリハマる!と、あの時の私は思っていたわけです。
そう企画を始める前までは、、
まず、このブログは始めたばかり。
そして、Twitterでの集客にも四苦八苦。
なかなかに告知する事は難しい。
そして、観るタイミングは人それぞれなので、その鑑賞タイミングを合わせる、合わせてもらうという事の難しさも。
必ずしもシリーズの始めから追っていく人ばかりとは限りませんしね。
鑑賞ペースに関しても、MCUファンであるほどに、もっと早いペースの方もいるようで。
フェーズ1を1日で制覇したり。
凄い、1日に2本以上は無理だ、、頭痛してきちゃうタイプなんで。
MCUは間違いなく面白い作品なので、企画内容、実施タイミング、あとは私自身の発信力、宣伝方法、実績、と。不足している部分を認識できました。
(え、ほぼ全部?)
面白い発信をしている人、という実績があれば、もしかしたらもう少し興味を持ってくれる人もいたかな、と。
発信に関しては、このブログを積み重ねていく事かなとも思うので、引き続きエンタメをススメていきます。
あとは、手探りで開催をしたにも関わらず、参加してくれた参加者の方には、本当に感謝しています。ありがとうございました。6日間続けるパワーをもらいました。
次回からは、いつものスタイルで記事を書いていきます。
あとは、自分の記事を読みなおしてみると、音楽の記事が思ったより書けていないので、実験的にSpotifyで出会ったグッドミュージックなど紹介していこうかな、と思ってます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!
ヒーロー大集合で立ち向かうぞ!でも、一致団結は難しい(映画のススメvol.13)
オンライン映画鑑賞会時に鑑賞したMCU作品の振り返りの続きです。
今回の記事では、6日目に鑑賞した作品の感想について書いていきます。
ついにヒーロー大集合のあの作品です。
【DAY6】
『アベンジャーズ』5/6
吹替版で鑑賞。
《主な登場人物》
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ:クリス・エヴァンス
ブルース・バナー/ハルク:マーク・ラファロ
ソー:クリス・ヘムズワース
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン
クリント・バートン/ホークアイ:ジェレミー・レナー
ロキ:トム・ヒドルストン
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
【作品の感想】
それぞれ単独作品にて、各キャラクターのオリジンと、特徴などを描き、ついにヒーロー達が揃った超大作。日本でいえば、同じ映画内で悟空とルフィとナルトが共存して闘う、ようなイメージでしょうか。
公開当時のキャッチコピーは挑戦的で話題にも上がりました。
こちらです。
大げさにも思えるようなキャッチコピーですが、日本でこの規模で創られる映画は今後も無いでしょうし、このスケール感を堂々とアピールする相応しいコピーだなと思います。
『アベンジャーズ』は、個性強めな各ヒーローが集まり、地球の危機に立ち向かう。
簡単に言ってしまえば、これだけなんですが。笑
個人プレイヤーだったヒーロー達が、どうやってまとまっていくのかというチームビルディングの話として楽しむ事もできます。
自由奔放なヒーロー達をまとめていくのは誰なのか。
もちろんあの人しかいません。
キャプテン・アメリカです。
キャップの目線でストーリーをなぞり、行動を追っていくと、リーダーの大変さや気苦労が理解できて、より応援したくなるかも。いやほんと、苦労人ですから。
チームをまとめる大変さでいうと、ニック・フューリーも気苦労ポジションですね。
アベンジャーズというチームのリーダーは、キャプテン・アメリカですが、アベンジャーズはS.H.I.E.L.D.という組織に属していて、そのリーダーはニック・フューリー。
S.H.I.E.L.D.の上には、評議会のようなものがあり、その上には国家があり、と。
チームを率いる事も大変ですが、組織をまとめる事はもっと大変、、
この2人がどうやってチームをまとめていくのか。2人の行動に注目するのも面白いです。
キャプテンは真面目にまっすぐに。
フューリーは、相手の心理を読んだり揺さぶったりと手段を選ばない。
このあたりは、性格は勿論ですが、年齢や経験を感じさせますね。
どちらが正しいという訳ではないですが、色々な方法で解決する姿が伺えます。
各キャラクターの特徴や強さを順番に見せていく流れもテンポよく飽きさせない工夫がありました。
ホークアイ、ブラック・ウィドウ、ハルク、キャプテンアメリカ、アイアンマン、ソー
この順番でキャラクターが登場。
単独作がないホークアイ、ブラック・ウィドウ、俳優交代のあったハルク。
彼らを初めに紹介する。この順番も上手いなーと。
ホークアイは、敵側に回る事で、ヒーロー達がその能力を体験する。敵に回すと厄介なタイプという事が浮き彫りになる。
ブラック・ウィドウは、持ち前のアクロバティックな近接格闘を披露。
ハルクは、怒らしたらヤバイだろうな~が伝わってきますね。サスペンス的な緊張感もあり。
キャプテンアメリカ、をフューリーが直接スカウトに行くあたりは、彼に対する敬意なのかなと思ったり。サンドバックを使い捨てにする程のパンチ力だったとは!地味だけど。笑
アイアンマンは、ド派手な登場で期待を裏切りません!キャップとアイアンマンの出会いがとてもあっさりした挨拶だけなのは意外でしたね。
ソー、何も言わずに乗り込んできてロキ奪ったら、そりゃ問題になるよね、という。笑
『アベンジャーズ』でのソーは、マイティ・ソーで成長する前のソーに見えてしまいますね、、残念。
各キャラクター同士の関係性も面白いです。
同じ科学者同士で話が通じるハルクとアイアンマン。
過去に同じ任務をしていたらしい親密さを感じるホークアイとブラック・ウィドウ。(ブタペストで何が!?)
考え方の違いから衝突するキャップとアイアンマン。この2人は度々ぶつかります。まあタイプが全然違いますしね。
その後のMCUシリーズにも影響する要素が、既に『アベンジャーズ』には散りばめられています。
ヴィラン側がヒーローを追い詰める手法にも、新しさを感じました。
今回のヴィラン・ロキの策略は、徹底的にチームの団結を壊そうと、相手のメンタルを攻撃します。仲間割れを誘い、団結を阻止するわけですね。力対力ではなく。相手の弱点を突く。
武器の効力を使いながら、相手をうまく自分の土俵に誘い、まんまとヒーロー同士が口論へ、そこからの一触即発状態へ。ハルクが変身するんじゃないかとハラハラドキドキのサスペンス状態に。
このシーンを中盤で丁寧に描くあたりも、クライマックスのバトルシーンを盛り上げる為にうまい構成だなと感じました。
ヒーローチームが1つになる難しさ、過程を丁寧に描くからこそ、バラバラになったヒーロー達が再び集結し、巨大な敵に立ち向かうクライマックスにカタルシスがあります。ヒーロー達が連携して攻撃するシーンは本当にカッコ良いですね。
そして、アベンジャーズメンバーの特徴を捉えて、的確に指示を出していくキャプテンの姿。彼はここでチームの皆に認められリーダーとなったんだなと思うと、なんだか誇らしいです。
個人的に注目したいのがホークアイ。
超人ヒーロー達の中にいても負けない存在感がありました。
もちろん、演じているジェレミー・レナーの魅力もありますが、キャラクターの立ち位置、持っているスキルとしても魅力的。
まず、弓矢という地味な武器の使い手ですが、その弓の技術が超人的。
離れたところから、PCのコネクト部分に直接矢を打ち込みハッキングするって、どんだけ凄いんだ、と。
爆発のタイミングを調整できる弓矢も武器を使いこなしている感があって好きです。
弓矢を打ちすぎて、弦で敵を殴打したりするあたりもほほえましいです。
鍛えあげられた戦士ではあるけれど、人間であり、知恵とスキルで戦うヒーロー。
ブラック・ウィドウもそうですが、こういった人間側に近い立ち位置のヒーローもアベンジャーズに含まれているのが、他にはないアベンジャーズの魅力です。
もう1つの注目点は、ハルク。
マーク・ラファロの面影ありますね。
ハルクの強さも際立っていました。
コントロール不能な暴走ハルクが、このメンバーの中でどういった強さを示すのか気になっていましたが、アベンジャーズの中でも手に負えない暴走っぷりでした。こんなに強いんだ、という驚き。
ロキをおもちゃのように何度も地面に叩きつけるシーン。端的にヤバさと強さが垣間見えて凄かった。叩きつけられた後のロキの驚いた顔は必見です。
かくして、ヒーロー達は、この未曽有の敵をなんとか打ち倒し事なきを得たんですが、
この闘いの影響が各ヒーロー達にどういった影響を及ぼすのか。そういった部分まで配慮されているのがMCUです。
個人からチームへ、チームから個人へ。これが繰り返されて、より強く複雑に。
彼らが再び出会うのは、フェーズ2『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。
楽しみですね!
最後に、アベンジャーズを観たら食べたくなる料理シャワルマの画像を貼っておきます。
シャワルマ、という名前に馴染みが無かったですが、ケバブサンドに似た中東を代表する料理の一つみたいですね。食べてみたい。
MCU作品の感想は、これで6作品全てとなります。
次の記事で、オンライン映画鑑賞会のイベントそのものを振り返りたいと思います。
キャプテン・アメリカの長い長い闘いの始まり(映画のススメvol.12)
今日は映画のススメです。
オンライン映画鑑賞会時に鑑賞したMCU作品の振り返りの続きです。
今回の記事では、5日目に鑑賞した下記作品の感想について書いていきます。
【DAY5】
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』5/5
吹替版で鑑賞。
《主な登場人物》
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ:クリス・エヴァンス
マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター:ヘイリー・アトウェル
チェスター・フィリップス:トミー・リー・ジョーンズ
ヨハン・シュミット/レッド・スカル:ヒューゴ・ウィーヴィング
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ:セバスチャン・スタン
エイブラハム・アースキン:スタンリー・トゥッチ
ハワード・スターク:ドミニク・クーパー
作品の感想
アベンジャーズの不動のリーダー、キャプテン・アメリカ。
思えば、初めてビジュアルを見た時、見た目のコスチュームにそこまで興味も沸かず、
アメリカ感を全面に押し出したキャラクターなんだろな、暑苦しくて、アメリカンジョークを飛ばしてHAHAHAと笑う感じかな~、
と完全に決めつけていました。(なんと酷い偏見!)
しかし、彼の事を知れば知るほどに魅力が深まるキャラクターでした。
まず、戦闘スタイル。
基本的には近接格闘ですが、盾でも戦う。盾をフリスビーのように投げたり、叩いたりして戦うヒーローなんて前代未聞だと思うんですよね。
ちなみに盾が手元に戻ってくるのは、きちんと当てる角度を計算している、という設定らしい。緻密な計算すぎる!
パーソナルな部分にも着目していくと、キャプテン・アメリカ誕生の秘密、歩んだ歴史、どこまでもストイックな姿勢、正義の心。
こういった部分を理解していくと、もう彼ほどのヒーローはいないだろうと思えるほどにヒーロー度100%な熱き男。
なんといっても彼の強さは、どんな時でも諦めない心。何度でも何度でも立ち上がる。
ここにこそあるのではないかと。つまり、心の強さです。
キャプテン・アメリカ改めスティーブ・ロジャースは、国の為にと兵隊に志願しますが、持病と貧弱な身体を理由に失格。出身地を偽造し、なんと5回もチャレンジしたけれど、失格に。もはや執念ですね。
最後の運試しとして挑んだ6回目に、偶然出会ったエイブラハム・アースキン博士によって見いだされて合格となります。
そして、超人血清を打たれてキャプテン・アメリカへと変貌していくわけです。
ただ、肉体が強化された事によりヒーローになった訳ではなく、諦めない気持ちや、困っている人を助けるというヒーローに必須の要素を既に持っていた。
だからこそ、博士に見いだされ、彼しかいないと言われた。
訓練中の手りゅう弾のエピソードでも描かれていますね。このシーンに、彼の持っているヒーローとしての全てが集約しています。
誰よりも先に仲間の為に身を挺して守る、自己犠牲の精神。この姿こそキャプテンなんだな、と。彼が超人的な肉体を手に入れ、心に体が追いついた時は、とても嬉しかっただろうし、誇らしかっただろうなと思います。
彼が超人的な肉体を手に入れる時の実験で、彼を見出してくれた博士が亡くなってしまう。
その時に交わした約束。
「君のままでいてほしい。ずっと善良な人間のまま。」
亡くなる最後の瞬間にスティーブの心を指さし訴えたこの約束。
これは、きっとスティーブの心に奥にずっと存在する大切な約束であり、彼がキャプテン・アメリカであり続ける大事なパワーの源であると、そう思います。感動的な良いシーンです。
そして、ついに超人的な肉体を活かして軍でバリバリ活躍できると思いきや、まだまだ苦難は続きます、、
アメリカ国債キャンペーンのショービジネスのマスコットキャラクターになり、手作りのコスプレ衣装で(マスクの手作り感がかわいい)コンサート活動。カンペ見ながら初々しく演じていたものの、段々とうまく演じていく様は愉快でした。(悩みながらも本人ノリノリ)
その後、囚われた親友バッキーを救うために敵地に乗り込み、仲間を助け、軍の中でも認められ、徐々に頼られるリーダーとなっていく。彼が認められ、仲間から頼られる様を見るのは、なんだか誇らしい気持ちになりますね。
シリーズを追っていけばいくほどに魅力が増す、派手ではないけど魅力的なのがキャプテン・アメリカです。
他の登場人物達も、その後のMCUシリーズに深く関わってくるキャラクターばかりでしたね。
気になるキャラクターをピックアップします。
ハワード・スターク(若い頃)
アイアンマン2に出てきた時代よりも昔、若い頃のトニーの父親ですね。ハワードあってのトニーだなと思える派手な登場シーンはニヤケます。天才的な技術者であり、自信家という点もトニーと一緒。キャプテンとはかなり関係が深いですし、その息子のトニーとも関わるキャップの胸中はどんな感じなんでしょう。
ペギー・カーター
キャプテンの初恋の相手であり、運命の人。彼女とのダンスの約束は、後々にも深く関わってきますね。トニーとペッパーのラブコメ感とは違う、控えめなロマンス感が好感持てます。古き良きアメリカ映画感といいますか。目力が強い!
キャプテンは、ハワードと彼女を「フォンデュ」な関係と思っていて。「フォンデュ」な関係とはなんなん!?
爆笑シーンなので、必見です。
バッキー・バーンズ
スティーブがキャプテンに変貌する前から熱い友情を育むナイスガイ。キャップとバッキーの関係、2人の友情は、今後のMCUにも大きく影響しますし、キャップの単独作は、基本バッキーが関わっているので、キャプテンにとって最重要人物。
最初は、なんて事ない脇役キャラと思っていましたが、シリーズが進む程に目が離せない、いつの間にか好きになっていたキャラクター。ああ、バッキー。キャプテンを真に理解している素晴らしい友人。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、他のMCUシリーズに比べると、時代設定も第二次世界大戦頃で、戦争映画風ですし、地味な印象がありますが、キャプテン・アメリカを理解するには欠かせない1本です。MCUのフェーズ3まで通しで観た後に見返すと、また味わい深い作品でもあります。
なんと、今回は1作品だけでだいぶ記事が長くなってしまったので【DAY6】は、また後日に書きますね。
ヒーローの苦悩と目覚め。トニーとソーを見て感じた事(映画のススメvol.11)
今日は映画のススメです。
オンライン映画鑑賞会をGW(5/1~5/6)に(自主)開催しました。
その時に鑑賞したMCU作品を振り返っていきたいと思います。
今回の記事では、3日目と4日目に鑑賞した下記作品の感想について書いていきます。
【DAY3】
『アイアンマン2』5/3
吹替版で鑑賞。トニーは、やっぱり吹き替えで見たい派。
《主な登場人物》
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr
ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ:グウィネス・パルトロー
ジェームズ・“ローディ”・ローズ:ドン・チードル
ナタリー・ラッシュマン/ナターシャ・ロマノフ:スカーレット・ヨハンソン
イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ:ミッキー・ローク
ジャスティン・ハマー:サム・ロックウェル
作品の感想
アイアンマンの魅力とは、トニーの魅力だと思っているので、この作品もトニーの魅力が満載。前作での活躍っぷりから、向かうところ敵なしのイケイケっぷり。登場シーンがド派手すぎる!
でも、アークリアクターの動力源の影響で余命が僅かになり、やけっぱちになったり、
ドーナツ食べながら落ち込んだり、とダメっぷりが凄い。
そこがヒーローというより人間臭さを感じて面白いキャラクターだな、と。
今作のトニーの描かれ方をどう感じるかで、アイアンマン2の評価が変わるのかなと思いました。
本作では、後のMCU作品に繋がる伏線が色々と張ってあります。
成功したアイアンマンの続編という事で、トニーというキャラクターを掘り下げて、
新規キャラクターも紹介し、次に繋げるという事が目的だったのかな、と。
トニーとイアンの関係を通して、それぞれの父の時代まで遡る。2人は、コインの表裏。お互いがそうであったかもしれないというif~の関係で。同じように優秀な科学者という立場でありながら、置かれた環境と起こってしまった出来事によって、運命が大きく変わってしまった。
この出会いを通して、トニーはまた1歩ずつヒーローの道を進めたのかな、と。
本作では、キャスト変更もありましたね。
ジェームズ・ローズ中佐役が、テレンス・ハワードからドン・チードルに。
テレンス・ハワード演じるローズは、ちょっとチャラそうな感じと、トニーとの学生ノリみたいな関係が好きだったんですけどね。
でも、その後もMCUを見続けていると、ドン・チードル演じるローズ以外には考えられなくなります。
ブラック・ウィドーことナターシャ・ロマノフも登場。ミステリアスに登場してアクションシーンも凄かったですね。
この時は、シリーズに長期に渡って登場する重要キャラクターとは思いませんでした。
あとは何と言っても、大好きなサム・ロックウェル演じるハマーの小物っぷりが最高。
兵器お披露目の祭典で、トニーを意識した登場シーンがあるんですが、ダダ滑りします。ここは必見!最高。
もう一つ好きなシーンが、彼のイチオシの兵器:Ex-Wife(別れた妻)の顛末。ああ、やっぱりねの展開。笑
どうやっても小物感出てしまう感じのサム・ロックウェルが大好きです。
※サム・ロックウェル出演のお気に入り映画も紹介しておきます。
【DAY3】
『マイティ・ソー』5/3
字幕版で鑑賞。
《主な登場人物》
ソー:クリス・ヘムズワース
ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン
ロキ:トム・ヒドルストン
オーディン:アンソニー・ホプキンス
ホーガン:浅野 忠信
作品の感想
マイティ・ソーと続編のダーク・ワールドは唯一通し鑑賞した事が無かったので、初鑑賞。(テレビ放送時、流し見程度はあったかも)
マイティ・ソーの公開当時、豪華俳優陣の共演!というところばかりに目が行っていたような。ナタリー・ポートマンにアンソニー・ホプキンス、浅野 忠信も出演してるの!?と。
あとは、アイアンマン、ハルクと現代に近い物語で描いてきたMCUの中で、ソーという神話風のキャラクターが馴染むのかどうか、どうなんだろ~か、と。
ソーというキャラクターに魅力を感じたのは、単独3作目『マイティ・ソー バトルロイヤル』からだったので、初期の頃はどのように描かれていたのか確認するような気持ちで鑑賞。
その結果、、
ソーというキャラクターは、きちんと最初からコメディ要素を持っていて今も昔も変わらぬ魅力。あとは王族なので紳士なんですよね。基本的に。
ソーの住んでいるアスガルドという別の惑星と、追放されてやってきた地球。この2つが舞台となるわけですが、アスガルドは神々の国、そこでの常識が地球での非常識となるギャップの描写で、笑いを誘います。
でも、彼は能力を失った現実と自分の置かれた状況を理解し、他人を思いやり、自らを変えようと努力する。そして、力を取り戻し、真のヒーローとして目覚める。この過程を丁寧に描く事で、自然とソーを応援したくなるわけですね。
元々、仲間思いのナイスガイではあったんですけどね、ちょっと暴走気味で短気。笑
このソーの弟であり、今回の映画のヴィラン(といえるかどうか微妙な小物感あるけど)ロキの関係が、大きく物語を動かします。
兄が弟を想う気持ち。
弟が兄を想う気持ち(妬みもありの複雑な気持ち)。
『マイティ・ソー』は、この気持ちのすれ違いと、ロキの出自、父との関係が複雑に絡んだ、家族の物語でしたね。
この家族ゲンカのとばっちりで、地球に被害が及んだんだ、と思うとだいぶ迷惑な話なんですけど。
ロキは、このあとのMCUシリーズでもたびたびトラブルを引き起こすんですが、どうにも小物感があって、何故か憎めないキャラクターです。
王になって認めてもらいたい!その為に策略を練って。でもここまでの事態になるなんて思わなかったんだよ~、のせめぎあいで葛藤する気持ちが滲み出てるところがグッドです。
フェーズ1の締めくくり『アベンジャーズ』をきちんと理解するのは、この『マイティ・ソー』を観て、ソーとロキの関係性をきちんと押さえておく事が重要だなと感じる作品でした。
あと、浅野忠信演じるホーガンの武器が、刀やソードではなく、モーニングスターというトゲトゲボールだったのは残念。
この武器の使い手のイメージではないよね、、、
今回も記事が長くなってきましたので、今日は【DAY4】までの作品とします。
【DAY5】【DAY6】は、また後日に続きを書きます。
映画鑑賞会の途中経過と鑑賞作品の振り返り(映画のススメvol.10)
今日も映画のススメ特別版です。
現在オンライン映画鑑賞会を(自主)開催して4日目です。
※オンライン映画鑑賞会の概要はこちらです。 entamenosusume.hatenablog.jp
そろそろ折り返し地点ですので、ここまでに鑑賞した作品、鑑賞会の状況などのレポートを記しておきたいと思います。今回はそういった内容の記事になります。
映画鑑賞会を実施してみて分かった事
まずスタート時間を21時に余裕を持って設定した訳ですが、これがあっという間に21時になりますね。1日が早い。ほんとあっという間。
映画の地上波放送は21時スタートが多い事もあって、そのリスペクトと、馴染みがある時間よねという理由が設定理由も大きいですが(金曜、土曜のあのロードショーに体が馴染んでいるよねという)、まあ21時なら余裕を持ってスケジュール立てられるよね、という気持ちもあったのです。
しかし実際は。
21時まで余裕あるね。と思っていたら、
20時過ぎには上映スタンバイしておく必要があり
となると、
19時には夜ごはん食べておく必要があるな
となり、
夜ごはんは片づけ含めて手早く終わらせたいから食事内容は軽めに
となって、
昼は12時頃かな、昼はしっかりとした食事したいな
となって、
昼の準備は1時間前から必要だな
となってしまって、
朝の内容はどうしよう、もう朝昼兼用にしちゃうかな
となるわけです。
夜の21時からの予定を決めただけなのに、朝ごはんのプランニングが必要とは!
(まあ性格の問題ですね)
しかも食事の事ばっかり!
(ごはん好きなので)
結果として、GWを計画的に過ごしたい方には、映画視聴の時間を決める事をオススメします!
何か1つでもやる事を固定化しておくと、計画はたてやすくなりますね。
(ライフハック的な事言ってみた)
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さてここからは、映画鑑賞会について振り返ります。
【DAY1】
『アイアンマン』 5/1
この日は、ソロ活動。
アイアンマンの感想については、こちらの記事を。
今回、吹替版で鑑賞。
作品の感想
以前の記事で書いた事以外での感想を書きたいと思います。
改めて観て気づいた事は、テンポの良さです。オープニングから、トニーのキャラクター紹介まで流れるようにスムーズに。早いテンポで駆け抜けます。その後もシリアス要素とコメディ要素を繰り返して緩急をつけて、キメて外してキメて外してキメて外して。この流れが最後まで途切れないから面白いんだなと思いました。
話の大枠(序破急)としても、シリアス、コメディ、シリアスと緩急がありますね。
あとは、トニーとペッパーのラブコメなやり取りもベタではあるけれど、ヒーロー映画の中で描かれると息抜きになって楽しいですね。2人のかけあいがかなり好きです。お互いにずっとまくしたててるやつ。
あとは、ぶきっちょアーム。笑
かわいいですよね。命を助けるナイスアシストもありますし、ジャービスに負けていません。
MCU作品の中でのベスト1を選ぶのは難しいですが、ベスト3には入ると思います。何回観ても面白い、エンタメ作品として最強の1本です。
【DAY2】
『インクレディブル・ハルク』 5/2
この日は、鑑賞会に1人参加してもらえました!なんと嬉しい事なんでしょ!
1人でも6日間チャレンジすると決めていましたが、企画に賛同し参加してもらえた事はとても嬉しかったですし、何よりモチベーションが上がります。感謝です。
配信レンタル版に吹替がなく、字幕版で鑑賞。
作品の感想
他のMCU作品と比べると、少し難しい立ち位置ですよね。
単体作品で考えると、逃亡もの、サスペンス、アクション、ラブロマンスありと、盛沢山の内容で1本でお腹いっぱいになれて面白いなと思います。ツッコミどころもありますし。ハルクがきちんと話せた初めての言葉が、「ハルクスマッシュ」という技名とは、、、
主役(ハルク)の役者交代もあり、エドワード・ノートン版ハルクはこの1本のみ。しかし、続投しているキャラクターもいたり、日米での劇場公開順序の違いがあったりして、MCUの2作目という世間的な認識が薄いのかな、と。
日本:インクレディブル・ハルク⇒アイアンマン
米国:アイアンマン⇒インクレディブル・ハルク
ハルクのキャラクターも、その後のマークラファロ版とは少し違うんですよね。ハルクである事、ハルクに変身してしまう事への葛藤の度合いが大きく異なるというか。
その葛藤を描いた1作目という事なんでしょうけれど、その後とのギャップが激しすぎまっせ。
あとは、エドワード・ノートン版ハルクは、どうやってもトニーとは気が合わなそう。笑
とはいえ、エドワード・ノートンもマーク・ラファロも大好きな俳優です。
2人の素晴らしい役者が演じているハルクを両方観れるのは貴重かなと思います。
エドワード・ノートンファンは、間違いなく楽しめると思います。ノートン自身が脚本にも手を加えているようですし。精神を鍛える修行場面で、格闘家のヒクソン・グレイシーも出演しています。あの例の呼吸を披露してくれたり、ノートンに思いっ切りビンタしてます。ここは必見です。
※2人の出演作での中でのお気に入り映画も紹介しておきます。
エドワード・ノートン出演のオススメ作
マーク・ラファロ出演のオススメ作
記事が長くなってきましたので、今日は【DAY2】までの振り返りとします。また後日に続きを書きます。
引き続き、イベント参加はお待ちしておりますので、
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
『アベンジャーズ』
観ようと思っていたよ、という方はぜひ!
参加してみたい!と思った方は、こちらからご応募お願いします!
https://twipla.jp/events/446887